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不動産豆知識

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めめこの不動産豆知識【土地の法的規制②】セットバック

2025-03-10
カテゴリ:不動産知識
【土地の法的規制②】セットバック

セットバックとは、建物を建てる際に、道路との境界線から一定の距離だけ建物を後退させることを指します。これは、前面道路の幅を確保し、防災や交通の円滑化を図るための建築基準法に基づく規制です。
 
※なぜセットバックが必要なの?
防災: 火災発生時などに消防車がスムーズに進入できる空間を確保することで、初期消火を円滑に行い、被害を最小限に抑えることができます。
交通の円滑化: 道路幅が狭いと、車の通行が妨げられたり、歩行者が危険にさらされる可能性があります。セットバックにより、道路を広く確保することで、交通の流れを円滑にし、安全性を高めます。
都市景観の向上: 建物を道路から少し後退させることで、建物の外観が道路から見えやすくなり、都市景観の向上に繋がります。
 
※セットバックが必要になるケース
前面道路の幅員が狭い場合: 一般的に、幅員4メートル未満の道路に接する土地では、セットバックが必要となることが多いです。
法42条2項道路に接する場合: 法42条2項道路とは、将来道路が拡幅される可能性がある道路のことです。この道路に接する土地では、道路の中心線から2メートルの範囲内で建物を後退させる必要があります。
都市計画道路に接する場合: 都市計画道路に接する土地では、都市計画に基づいてセットバックが求められる場合があります。

イメージが湧きやすいように写真を入れてみました^^
『セットバック』という言葉自体、聞きなれなくて戸惑ってしまいますよね。
難解な物件もどうぞご相談ください♪

一般社団法人全国0円不動産 広報スタッフ めめこ